初めてフランスで注文したのが田舎風パテ(テリーヌ)でした。
思い出の1品で懐かしさ一杯のなかじムッシュです。
今日の調理実習は田舎風パテでした。前回の調理実習で仕込んでおいたパテを、今日は盛り付けをして試食です。
豚肉、鶏肝、ハーブ、玉ねぎを白ワインやブランデーで漬け込み、味や香りが移ればミンチにします。切り出した時の断面をイメージして緑色のピスタチオナッツ、白色の背脂、味のアクセントも考えフォアグラを加えて、ハンバーグのように混ぜ合わせます。
塩、こしょう、好みのスパイスで調味してからテリーヌ型に詰めていきます。テリーヌ型に隙間ができないように空気を抜くのがちょっとしたコツです。
湯煎の状態にして、オーブンで火を入れます。待つこと約40分!中心部からにじみ出てくる肉汁が透明になっていることを確認して冷却します。
と、ここまでが前回までの仕込み段階。
今日はここから・・・盛り付け、仕上げ、試食となります。
ひき肉とブイヨンで透明に澄んだコンソメを取って、パテのソースとして合わせます。
ゼラチンを入れて固めて、サイコロ状に切ったコンソメを添えることもありますが、今日のパテでは口どけ重視の、柔らかい状態で固めたコンソメをスープスプーンですくとって、”ぷるるーん”と盛り付けました。
コンソメゼリーと小さく可愛いらしくあしらったサラダと共にパテを盛り付けます。
ピスタチオナッツ、フォアグラがところどころに見えていて、良いアクセントになっています。
最近はレストランでも見かけることがすっかり少なくなったパテやテリーヌも、フランス料理の基本です。
大阪キャリナリーでは基本技術を大切に、しっかりと基礎から応用までを学ぶ事ができますョ。